●本邦最高峰のインプラント総合解説書として，ベストセラーとなった“Ultimate Guide IMPLANTS”から5年．そこで展開されたコンセプトをベースに，「基本症例編」が待望の刊行！
●上下顎単独歯欠損から，少数歯・多数歯欠損，無歯顎まで，バリエーションに富んだ基本症例において，診査・診断→治療計画→手術→上部構造の装着→メインテナンスに至る臨床ステップをビジュアルかつ簡潔に解説しました．初心者でも手に取れるように治療の流れが理解できます．
●どのような症例に対しても，包括的治療としてインプラントを臨床に応用するための考え方，テクニックが凝縮された，まさに“究極の臨床ガイド”です．
●インプラントの臨床応用には，なによりまず基礎的な技術と理論の会得が不可欠です．ぜひ“Ultimate Guide IMPLANTS”と併せてご活用ください．

●さまざまな材料，テクニックが開発され，絶えず進化を続けている再生治療ですが，日々の臨床に取り入れるにあたっては，少なからぬリスクやハードルが存在します．そのようななか，特別な手段を必要とせず，少ない侵襲で大きな効果が得られる方法として注目されているのが，歯根膜の有する歯周組織再生機能を利用した「歯根膜による再生治療」です．
●本書では，自家歯牙移植，再植，挺出，移動などによって起こる歯周組織の再生を包括的に臨床の中に位置づけ，予知性の高い保存・補綴修復治療につなげるための指針を，長期経過症例を通して提示しています．
●インプラント隆盛の昨今だからこそ，抜歯を選択する前に，天然歯の機能を最大限引き出す道を探ることが，患者さんから求められています．天然歯の保存にこだわり続けてきた著者が40年近くにわたる臨床経験から導き出した臨床の神髄を，本書掲載の全85症例を通して，ぜひ学びとって下さい．

患者さんに信頼されるインプラント臨床のために現時点で必須とされる基礎知識を網羅した全4章

■第1章　インプラント治療の基礎科学：材料学，解剖学などインプラント治療を支える基礎科学を通して，治療の“how to”だけでなく“what”や“why”を学ぶことができます．
■第2章　インプラント治療の特徴：インプラント治療の利点と欠点，成功基準と治療成績といった，患者さんへのインフォームドコンセント，治療計画立案にあたって必要とされる知識をまとめました．
■第3章　診察・検査・診断と治療計画の立案：安全・確実なインプラント治療のためには，診察・検査・診断，治療計画の立案，綿密な手術シミュレーションが欠かせません．発展を続ける最新のガイディッドサージェリーについても解説しています．
■第4章　インプラント治療の実際：外科，補綴，歯周治療など広範囲な知識と手技が必要とされる今日のインプラント臨床．それぞれの領域における原理原則を解説しており，日進月歩で発展・導入される新たなインプラントの術式に対応できる力を身につけることができます．

●著者がライフワークとして長年にわたり剖出し，撮影を続けてきた膨大な解剖写真を，「臨床に役立つ」という視点から選び抜き，実践的な解説を加えてアトラスとして編集．これまで乖離しがちだった「臨床」と「解剖」とを徹底してリンクさせた，これまでにない新たな解剖学書の誕生です．
●月刊『歯界展望』の好評連載（2006〜2008年）を，書籍化にあたって大幅に再編．X線解剖や臨床医のコラムを新たに盛り込むなど，内容がさらに充実しました．連載時より写真も大きくなり，読みやすさがアップ！
●従来の解剖学のテキストとは一線を画した平易な解説により，臨床における最も基本的かつ確実なエビデンスである解剖が，手に取るようにわかります．新人からベテランまで，あらゆる読者の要請に応えるチェアサイド必携の一冊です．